「便秘・肩こり・冷え性」の原因と解消法

昨夕、テレビ朝日で午後7時から放送された3時間スペシャル「みんなの家庭の医学」の中で、私自身に関係のある「便秘・肩こり・冷え性をメモを取りながら興味深く見ました。
その内容を書いてみます。
◆便秘
鈍感腸は頭の脳ではない別の脳と関係している。
第2の脳(セカンド・ブレイン)が腸にある。
食べ物が胃に入ると腸を動かすスイッチが入り、食べ物の重さで胃が下がり腸を刺激する。
腸がぜん動運動を始めて便が動き始め、大腸の上の部分から肛門まで、1〜3時間で運ばれる。
便が直腸に来た時に、第二の脳(セカンド・ブレイン)が脳に伝える。
そうすると便意を感じて肛門が開いて排泄される。


脳には150億個の神経細胞があり、次に多いのが小腸や大腸の壁に1億個あり、脳とは関係なく独自に腸を動かしている。
不規則な生活をすると睡眠と食事がバラバラになり、自律神経が乱れて交感神経が優位になると身体が緊張して血管が細くなって腸の働きが鈍くなる。
そうすると便が1ヵ所にとどまってしまい、悪玉菌が増えて腸が炎症を起こして神経細胞が変形し脳に指令が行かなくなる。


☆簡単に出来る便秘解消法「ワン・ツー呼吸法」
ヨガのようなゆっくりした呼吸法が副交感神経をアップする。

  • 5秒間かけてゆっくり鼻から息を吸う。
  • 口をすぼめて10秒間かけて口からゆっくり息を吐く。
  • これを1回5分、朝・昼・晩と3回行う。



◆肩こり
僧帽筋(ソウボウキン)は、背骨・肩甲骨・鎖骨をつなぐ筋肉をいう。
広背筋(コウハイキン)は、肩より下、背中から腕につながっている筋肉・背骨・骨盤・二の腕をつなぐ筋肉をいう。
肩こりの原因は広背筋が機能していないことにある。
万歳テストで広背筋の状態を知ることが出来る。
*気をつけの姿勢で万歳をして、腕・耳・肩一直線になれば広背筋が機能している。
*広背筋が伸びないと僧帽筋に負担がかかり肩こりになる。


☆広背筋を柔らかくするタオル体操

  1. 椅子に座った状態で首にタオルをかけてタオルの両端を握る。
  2. 左手は頭の後ろにおき、右手を斜め上前に伸ばす。
  3. 他にも今治タオル体操を参考にしてストレッチを行う。



冷え性
冷え症には3タイプある。
A.四肢末端型冷え性(主に手足の末端が冷えるタイプ)10〜30代の女性に多い。
B.下半身型冷え性(主に足先から腰の下半身が冷えるタイプ)中高年の方に多い。
C.内蔵型冷え性(身体の中が冷えるタイプ)年齢を問わない。
原因は、熱を作る・熱を運ぶ・熱を逃がすのどこかで異常が起きること。
ここで、どのタイプに当るか問診がありました。
私はAのタイプでした。


☆各タイプの解消法
A.四肢末端型冷え性
*魚など、脂肪・コレステロールの少なくたんぱく質の豊富な食事を摂り、有酸素運動などでエネルギーを燃やす。
*首や袖から熱が逃げないように保温する。
B.下半身型冷え性
*ぶらんぶらんウォーキングで、手を大きく振りながら大股で歩く。
*1日10〜15分、軽く汗をかく程度に行う。
*ふくらはぎの内側の骨の下辺りを押して痛い所がヒクチンというツボで、
  このツボを押す。
*足の指先を手で覆うように持ち、指先全体を5秒間曲げ、パッと離し
  5秒間そのままにする。これを両足で5セット行う。
C.内蔵型冷え性
*汗をかき過ぎないように熱のこもらない服装をする。
 (ウールのセーターなど通気性がよく保温力の高いものに
  ウィンドブレーカーなど風よけになるものを着ると保温も出来る)
*素足にならずに靴下をはいて熱を逃がさない。
*ウォーキングなど軽く汗をかく運動で体質改善できる。


何事も長く続けることが大事ですが、「言うは易く行うは難し」です。
何とか頑張らねば・・・。