義弟が逝く

義弟が6月5日に80歳の生涯を閉じました。

7年間、療養型老人ホームに入所していました。

心臓にペースメーカーを付け、食事は遺漏でした。

だから義弟は食べる楽しみも奪われてしまったのです。

2~3年は意識もはっきりしていて話も出来ましたが、徐々に認知症がひどくなって家族の顔さえ分からず、妹は見舞いに行くたびにガッカリしていました。

私も時々お見舞いに行っては寂しい思いをしていました。

戦後の厳しい時代を一生懸命働き続け、日本の高度経済成長時代を支えた一人でもあります。

趣味はお酒とカラオケで物静かな人でした。

本当に長い間お疲れさまでした。

 

コロナ禍なので斎場にて、家族と血縁の深い人達だけ出席して昨日通夜が行われ今日の午前中に葬儀が行われました。

お棺の中にみんなで花を飾り、花園の中で安らかに眠っているようでした。

遺影が少し若い時の姿でとっても良い姿でした。

私の孫の七五三のお祝いの時の写真だそうです。

昨日は雨でしたが今日は徐々に晴れてきて、きっと義弟が晴れ日にしてくれたのだと思います。

残された身内の者も後期高齢者が多いです。

まず健康に気を付けて好きな趣味を楽しみながら、自分らしく悔いのない人生を送りたいと思いました。

 

家に帰ってきて、庭のキュウリが育っているのを見つけました。

 

イチゴに囲まれた鉢植えにサツキが咲いていました。

沈んだ気持ちが癒されました。