日々変わりゆく山野の景色

暖かな晴天で野外に出るのが楽しみになってきました。

このところ、眼の視力が落ちて特に右眼が新聞の見出しもぼやけるようになってきて驚きました。

昨日眼科へ行ってました。

視力検査の結果、左は0.6・右が0.3で、眼圧は両眼とも正常でした。

病名は「後発白内障」で、人工レンズの周りが汚れが原因だと説明がありました。

白内障の手術をして何年か経過すると、そういう症状が出る人もいるとのこと。

右眼のレーザー治療が5月下旬に決まりました。

 

気分転換に午後1時半頃からウォーキングに出かけました。

日々野外の景色が爽やかに変化して行きます。

色々な落葉樹の新芽が柔らかな黄緑色に変わり、田んぼも徐々に薄緑色に染まり、歩く農道も色々な野草が花を咲かせています。

 

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道路に面した、とあるお宅の生垣に八重桜が満開でした。

毎年側に行って眺めて写真を撮らせてもらっています。

 

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木が高いので下から見上げて、くす玉のように咲いた花をアップで撮ってみました。

 

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田んぼの縁にマツバウンランが咲いていました。

まだ咲き始めで線香の様に細くて花の色も薄いですが、最盛期になると茎の太いマツバウンランがみられそうです。

 

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農道や田んぼの縁にハルジオンが勢いを増してきました。

タイミング良く、ベニシジミがハルジオンの花に止まって翅を広げたところを撮影出来ました。

 

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西洋タンポポの綿毛が5ヶ並んでいたのでタイミングが良かったです。

セイヨウタンポポは最初の花が終って綿毛の姿が至る所に見られます。

 

ところで、近年は在来種のカントウタンポポが殆ど見られなくなりました。

4月の「桑田・里山の会」で、生物に詳しいKさんから、「セイヨウタンポポ」と「カントウタンポポ」の見分け方と生育のことで説明がありました。

里山では保護しているので在来種のカントウタンポポが咲いています。

そこで調べてそれぞれの違いをまとめてみました。

 

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セイヨウタンポポです。

花を包む緑色の部分「外総苞片(ガイソウホウヘン)」が下に反り返っている。

受粉を必要としないで自由に種子を生産することが出来る。

春から秋にかけて何回も花を咲かせ、多くの種子を作り種を遠くに飛ばせる。

種子が地面に落ちると2~3週間で発芽し年間を通して多くの種を生産できる。

 

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在来種のカントウタンポポです。

花を包む緑色の部分「外総苞片(ガイソウホウヘン)」が上向きになっている。

自分の花が雌しべに付いても種子を生産することが出来ない。

受粉は昆虫による花粉の媒介が必要で、春にだけ花が咲く。

夏に葉を落として休眠し秋に発芽する。

子孫を残すには2つ以上の個体が隣接して生育していることが必要。