アゲハの終齢幼虫

昨日すご〜く嫌なことがあった。
一生懸命やってきたことがむなしく思えて、ブルーな気持ちを引きずったまま半日過ごした。



夕方6時半頃柚子の木をのぞいたら、大きなシュレーゲルアオガエルが柚子の葉に止まっていた。
アゲハの幼虫は木の下の方にいたが、捕食されないようにカエルを他の木に移した。



今朝起きたら土砂降りの雨。
柚子の木に1匹だけ生き残ったアゲハの幼虫が心配で傘をさして見に行った。
何とまぁ・・・木の下の方で終齢幼虫に変身していた。
これにはビックリ!・・・嬉しかったぁ。
よくぞここまで生き延びてくれたものだ。
柚子の木の脇に黄色いカラーの鉢植えを置いてあり、大きな葉が幼虫の隠れ蓑になっている。
幼虫もそれを知ってかどうか、柚子の木の上の方には行かない。
雨除けにもなり、柚子の葉をむしゃむしゃと食べていて食欲旺盛だ。
外敵に無防備な幼虫がここまで生き延びられたことに感動した。
一日一日生きて行くことに一生懸命・・・その瞬間、私は自分の取るに足りない悩みなどちっぽけな事だと思った。


後もう一息で蛹になれる。
しかしこの時期、寄生蜂が終齢幼虫の身体に卵を産み付けることがある。
アゲハの蛹の中で寄生蜂が孵化して、体の養分をすべて食べ尽して幼虫になって出てくる。
以前、アゲハの観察を続けていた時にこの光景を目の当たりにしたことがある。
だから羽化するまでは油断ができない環境にある。
ちなみに、キンカンの木で生まれた沢山の幼虫たちは1cmにもならないうちに捕食されてしまった。
今残っているのは1cmあまりの幼虫が1匹だけ・・・生存競争は厳しい。



真っ赤なユリが咲き始めました。
花弁に黒い斑点があります。
どなたか名前が分かったら教えてください。

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