NHKスペシャル「ラストメッセージ 核なき世界を 湯川秀樹」

午後1時50分、NHKラストメッセージ 核なき世界を 湯川秀樹が再放送されました。
北朝鮮が水爆実験を強行し世界中が騒然としています。
日本も昨年の9月に「平和安全保障関連法」が強行採決されて、自衛隊が海外で武器を持って戦う方向に進んでいます。
私なりに記憶にとどめた内容をまとめてみました。



日本人で最初にノーベル賞を受賞した湯川秀樹物理学者。
戦後間もない時期に日本人に勇気と希望を与えました。
ところ1954年春に第五福竜丸が、ビキニ環礁で行われたアメリカの水爆実験によって被爆したことに大きな衝撃を受け、科学者の先頭に立って核兵器廃絶の運動に乗り出した。
アインシュタインに出会って核の恐ろしさを語り合っていた湯川秀樹アインシュタインの遺志を継ぎ様々な会議で訴えた。


人種や民族、国籍が異なろうと、問題の解決に戦争を用いてはならぬ。
人類の破滅を防ぐため国家や民族を超え、叡智を結集しなければならない。
1960年代、核抑止論を根拠に米ソ超大国が核開発競争を繰り広げ、核抑止論を唱える科学者が多くなってきた。
湯川博士
核抑止論にとらわれている限り、核軍拡がとめどなく続くのは明らかです。
最近自体はますます憂慮すべき状態になっております。
私達は何度でも初心に立ち返りまして、核兵器の全廃を改めて声を大にして叫びたいと思います。
すべての国、全ての人が納得出来る核兵器全廃の方法が必ずあるはずだし、必ずそうあらねばなりません。
なぜならこれは人類が生き延びるために。
私達科学者だけでなく、核兵器の恐ろしさを知るすべての人の悲願であるからです。
人類が本当に平和を願い幸せに生きることを望む限り、道は必ず開けると信じます。
湯川博士は晩年、前立腺がんに侵されながらも核廃絶を訴えておられたそうです。

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