天国に旅立った従兄

一気に春の陽気になって室内の気温が19度にもなりました。
来週から寒さが戻って来るとか・・・この反動が怖いです。
従兄が早朝4時に亡くなったと連絡を受けてビックリしました。
2ヶ月ほど入院していて、昨日容体が急変したという連絡をもらって末の妹と病院に行きました。
幸い私達の顔は分かると、こっくりうなずき笑みもこぼれたのでホッとしたところでした。
まだ73歳、まさか今朝、あっけなく天国に行ってしまうなんて・・・


母方の従兄で一人っ子、母親が公務員として働いていたのでおばあちゃんが従兄の面倒を見ていました。
家も近くだったことから、私達姉妹は兄妹のようにして育ちました。
おばあちゃんが昔話や童話が好きで、従兄と私達姉妹によく語ってくれたものです。
従兄は半年ぐらい年上ですが、同級生であり小学校時代はクラスも一緒でした。
秋になると柿の木に登って甘柿を食べながら掛け算九九の暗記を良くしたものです。
木から落ちると、おばあちゃんに良く怒られました。
従兄は父親の顔を知りません。
生まれて間もなく出征した父親は昭和19年に沖縄で戦死したとのこと。
仏壇に若き日の凛々しい軍服姿の遺影が飾られています。


働き盛りの中年の頃に胃ガンを患い全摘手術を受け、その後糖尿病を患い治療を受けながら公務員として定年を迎えました。
現役時代や定年後は旅行やゴルフが趣味で奥さんとも旅行に出かけていたようです。
晩年は腎臓も悪くなって透析を受けるなど病気との戦いでした。
子供は女の子が一人、嫁いで2人の男の子がおります。
近年の楽しみといえば孫に会えること位だったんでしょうか?
戦後貧しいながらも楽しく過ごした日々が甦って来て、懐かしさを噛みしめています。

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