全国に8500ヶ所「地下に眠る戦争遺跡」

今日12時30分から、テレビ朝日ワイドスクランブル「全国に8500ヶ所 地下に眠る戦争遺跡」が放送されました。
一番先に千葉県館山市にある「赤山地下壕」が放送されました。



総延長1.6kmの地下壕です。
軍人約3000人を投入して1年半を費やして造られたそうです。
南房総には沢山の重要な戦争遺跡があって以前見学したことがあります。
その時のガイドの説明では、この地下壕は単なる避難壕ではなく航空機の開発、実験が秘密裏に行われていたと推測されています。
又自力発電所の跡もあり、かなりの高圧電流に耐えられるガイシがあって壁には配電盤の跡も残っており、この場所は一般の兵隊は出入りを禁止されており、発電所関係の技術者だけが出入りしていたといわれています。
現在、赤山地下壕は館山市文化財に指定されております。



赤山地下壕の内部です。



正面にある窪みは「奉安殿」といって、天皇陛下の肖像写真を飾る部屋でした。






パネルで紹介されているように、全国で8500ヶ所の地下壕があるとは驚きました。
他に横須賀・東京などの地下壕も紹介されました。
東京ばかりでなく地方でも、住宅地の下が巨大な地下壕になっている所があったりと、まだまだ埋もれている地下壕が沢山あるようです。


今国会で、会期を延長して戦争関連法案を成立させようとしています。
今年戦後70年の節目の年であり、テレビ各局でも様々な戦争の記録を放送したり、新聞も同じく太平洋戦争の体験談などを掲載しています。
この機会にまだまだ知らない戦争の事実を知ることは大事だと思います。
この法案が成立すれば矢面に立たされるのは若者たちです。
来年の参議院選挙から選挙権が満18歳からになります。
若者たちに、これを機会に様々な事実を見聞きして平和の大切さを知ってほしいと思います。