天国へ旅立った大先輩の友人

50年来の友人であり大先輩のUさんが療養の甲斐もなく、6月24日に天国へ旅立ってしまわれました。
満80歳の生涯でしたが、友人にはまだまだやりたいことが沢山あったと思います。
28日がお通夜で今日が告別式です。
6月20日に親しい友人たちと病院でお逢いできたことが、せめてもの私達の心の慰めになりました。
昨夜共通の友人であるTさんとお通夜に参列しました。
祭壇に飾られた遺影は明るく微笑んでいてとっても素敵で、棺に納められたUさんのお顔は本当に安らかでした。
式までたっぷり時間があったので、ご主人と想い出話をしながら3人で涙がポロポロ出てきちゃいました。
故人を偲んで参列者も大勢で菩提寺の境内は満員でした。
一般焼香台に、ご主人とのツーショットや故人一人の写真が置かれていて皆さんが胸を熱くして写真に触ったりしておりました。


Uさんはご主人の30年余りにわたる議員活動を支え、家族を支え、自らも農村婦人の生活向上に力を注ぎながら主に野菜作りをされた人生でした。
ご主人の挨拶の中で「妻は花を愛し、野菜を愛し、私を支え家族を支えてくれた」と話されました。
又、生前ご家族に「私は120%頑張った」と、話されていたそうです。
山あり谷ありの厳しい事も多々あったことと思いますが、それだけ充実した人生だったのだと思いました。


普段本当に多忙な先輩で、時々電話で話すぐらいでしたが、トウモロコシと赤紫蘇の収穫時期だけはUさんとたっぷり話が出来て一番楽しい時間を過ごすことが出来ました。
私は毎年トウモロコシを50〜80本ぐらい購入して娘家族やお世話になった友人にお中元代わりにしていました。
もちろん我が家でもたっぷり食し、残りは冷凍保存して季節外れにスープやカレーに入れて味を楽しんでおります。
他にもUさんのトウモロコシのファンが何人もおられたようです。
Uさん曰く「自分の庭で何も手をかけずに商売出来て、色々な話が聞けて一番幸せ」と。
こちらこそ、一緒に畑で収穫してその日のお昼には我が家の食卓に並び、美味しくて作り手の愛情と幸せを感じています。


そして私の作るジャム類の大ファンで、こんなに美味しいジャムは他では食べられない。と喜んでいただけるのが私の励みでもありました。
また、自然が大好きな人で、私の里山活動や田舎暮らしの仲間との交流なども興味深く聞いてくれて「いつか里山に連れて行って」と頼まれていましたが、願いはかないませんでした。
様々な事が走馬灯のように巡り涙がポロポロこぼれてきます。
又折に触れ、Uさんとの想い出を綴って行きたいと思っております。
Uさんが近年力を注いだ「漬け物かあちゃんの会」を掲載したブログがあります。
宜しかったらご覧ください。
http://d.hatena.ne.jp/miyotya/20110729
http://d.hatena.ne.jp/miyotya/20120713