気になる安部政権の動向

集団的自衛権行使容認」が拡大解釈されて、具体的な方向へと進みつつあるように思えてならない。
アメリカの後方支援として、直接日本の利害と関係なく海外派遣で戦闘に巻き込まれる可能性も見えてきて恐ろしさを感じます。
3月1日のNHKアーカイブスで放送された東京大空襲はなぜ行われたか、そして日本は焦土になった〜都市爆撃の真実 005年放送」を見て、ブログに書きとめておきたいと思いつつ体調不良で日にちが経ってしまいました。


市民を巻き込む無差別爆撃は国際ルール違反であり、第二次大戦以前から決められており、アメリカ軍は精密爆撃という軍事目標だけを破壊する手法をとっていました。
ところが、ナチスドイツと日本がこの国際ルールを破ったと云います。
ナチスドイツはスペインのゲルニカ空爆。日本は日中戦争で中国の重慶焼夷弾爆撃を行った。
アメリカ空軍内でも絨毯爆撃をめぐって激しい議論が行われ、絨毯爆撃に反対する人は外されていったとのこと。
カ−チス・ルメイ少尉は、まず中国で絨毯爆撃を実行し、日本軍基地と日本軍・一般市民の日本人や中国人に大きな被害を与えた。
1944年11月24日、アメリカによる日本爆撃が開始され、第一目標の東京の中島飛行機製作所が攻撃されたが、爆弾は全く違う場所に落ちて失敗しました。
失敗の理由は日本上空のジェット気流だった。
この直後に、アメリカでは絨毯爆撃の気運が強くなった。
背景にはB29の大量生産と、兵器開発会社が石油会社と共同開発した「新型焼夷弾があり、日本の都市に使用すれば住民の60%を殺傷出来る。というものだった。
新型焼夷弾はゼリー状の小爆弾で爆発すると気化して燃える。
無防備な市民を襲う無差別爆撃が、戦争を早く終わらせるという考えだった。


こうして日本の都市の密集地域を完全に焼き払う空前の焦土作戦が始まった。
1945年3月10日の未明、300機のB29と、新型焼夷弾で徹底的な東京大空襲が行われ一晩で10万人が亡くなった。
他にも主要都市が新型焼夷弾による無差別爆撃を受け、8月6日広島に原爆投下・8月9日長崎に原爆投下・・・日本は66都市が焦土となり8月15日終戦となった。


ゲストは作家で、東京大空襲・戦災資料センター館長の、早乙女勝元氏だった。
「戦争は想像力の欠如が生む悲劇であり、空爆無人機攻撃は人の痛みが分からない。
戦争を知っているなら伝えよう、知らないなら学ぼう。これからの時代に特に大事であり過去の歴史を学ぶことが大事」
と、話されておりました。


唯一の被爆国である日本は、憲法9条を守ることが世界平和に大きく貢献でき、世界の信頼を得ることに繋がると、私は信じている。