八朔のマーマレード

千葉県も雪の予報が出ていましたが一日雨でした。
友人からいただいた無農薬の八朔が10日も置いてあってとても気がかりでした。
手間と時間が長くかかるので今一つ気力がなくて迷っていましたが、今日思い切ってマーマレードを作りました。



八朔が9ヶありました。
段取り良く流れ作業が出来るように、ストーブに鍋をかけてお湯を沸かしながら作りましたが、完成まで6時間ぐらいかかりました。
今年は初めて作りましたが、毎回作ってもその都度微妙に味が違います。
もちろん食材の良し悪しも影響しますが、気の抜けない作業です。



最初に八朔を良く洗って4つ割りにして皮と実を分けます。
八朔の半分の実を剥いて鍋に入れ、実の重量の半分の砂糖をまぶして2時間置きます。



次に皮を1〜2mmに切り水を取り替えながら、青い水が出なくなるまで5回ほど揉み洗いをします。
沸騰したお湯で茹でこぼします。
これを2回行い少し苦味が残る程度にします。
この作業が終わったら、分量の砂糖水を中火弱で煮詰めて行きます。
砂糖液が半分よりやや少なめになったら茹でこぼした皮を入れて弱火で1時間半ぐらい煮詰めます。
実の方は2時間経ったら弱火で焦がさないように約1時間ぐらい煮詰めて行きます。



最後に皮と実を合わせて弱火で絡めて出来上がりです。
今夜一晩置くと味がしみて更に美味しくなります。



4ヶ半分の実が残ってしまいます。
我が家では酸っぱいみかんが好きではないので、汁を搾って醤油を4割入れてポン酢醤油を作ってみました。
柚子ほど酸っぱくなくてまろやかな醤油が出来ました。
鍋ものに使えます。



種は日本酒に付けてドリンクを作りました。
汁2に対してお酒を5のの割合にすると良いそうです。
本来は殺菌作用の強い焼酎が良いそうです。
10日ぐらいするとトロリとしてくるので、健康飲料として1日大さじ1杯ぐらい飲むと糖尿病予防などに効果があるそうです。


マーマレードのレシピはご存知の方も多いと思いますが、参考のために書いておきます。
『作り方』
☆材料
八朔・・・1ヶ  砂糖・・・110g  水・・・180cc  実は半分だけ使います。
実を全部使うと苦味が多くて、せっかくのマーマレードの味が落ちます。
1.八朔を良く洗い、4つ割りにして皮と実を別にする。
2.皮を1〜2mmの厚さに切り、水を取り替えながら5回ほど揉み洗いする。
3.沸騰したお湯で2回茹で15分ぶらい茹でこぼしてザルに上げておく。
  夏みかんは3回茹でこぼす。少しほろ苦さが残る程度が目安。
4.水に分量の砂糖を入れ中火弱で半分の量になるまで煮詰める。
  色が少しついてトロッとしてくる。
5.茹でこぼした皮を入れ、弱火で汁けがなくなるまで煮詰める。
6.実を剥いて実の量の半分の砂糖をまぶして2時間置いておく。
7.2時間経ったら中火弱でトロッとするまで煮詰める。
8.皮と実を混ぜて煮汁があるようだったら少し煮詰める。
  一晩置くと味がしみて更に美味しくなるが、煮詰め過ぎると冷めた時に
  硬くなってしまう。