第7回平和の集い

昨日、山武市のぎくプラザホールで「第7回平和の集い」が開催されました。
主催は、東金地域・九条の会です。



12時からロビーでバザーが開催されました。
多くの方々のご協力により、衣類・小物・野菜・花・味噌・お米・陶器などが展示されて会場は盛況でした。



野菜・花の他に、加工品・お米・味噌も並んでいます。
こちらも人気がありました。



化粧石けんや小物が沢山陳列されています
その他、被爆広島の絵画展・写真展・絵本なども展示されていました。


13時30分に開会され開会の挨拶のあとに、主催者側の挨拶がありました。
集団自衛権行使容認や秘密保護法が通り、憲法9条を守ることが益々重要になってきた今日ですが、他にも重要な憲法97条・12条・憲法前文についてのお話がありました。
メモを取りきれなかったので、自分で97条と12条はどういう内容なのか調べてみました。

憲法97条
この憲法が日本国民に保障する基本的人権は、人類の多年にわたる自由獲得の努力の成果であって、これらの権利は、過去幾多の試練に堪へ、現在及び将来の国民に対し、侵すことのできない永久の権利として信託されたものである。
憲法12条
この憲法が国民に保障する自由及び権利は、国民の不断の努力によって、これを保持しなければならない。又、国民は、これを濫用してはならないのであって、常に公共の福祉のためにこれを利用する責任を負ふ。

お話を聞いていて、現行憲法の素晴らしさの一端を知ることが出来ました。
まだまだ、私達の生活に密着した憲法の条項が沢山あるようです。



次のプログラムは合唱団「ダルセーニョ」の歌です。
50代〜60代の男女の合唱団で、大網白里市を中心に地域のイベントやボランティア活動をされているそうです。
曲目は、浜辺の歌・ザ・コロンドリーナ・小さな秋みつけた・よさこい・冬が来る前に・闇路(やみじ)でした。
みんなでうっとり聞き惚れました。


次は会員の朗読劇です。
三浦綾子「母」より作家・小林多喜二への母の想いを語る。
大らかな心で息子を信じて守り、人を愛し、懸命に生きた波乱の人生の朗読劇で涙が出ました。
母を演じた友人からプロローグをいただいたので書いてみます。

プロローグ
きょうは、四月にしては珍しいあったかい日ですね。
北海道の四月ったら、もっと寒いもんですけどね。
増毛の方の山もはっきり見えて、海もきれいで、いい日だね。
それはそうと、本当にありがたいもんだねぇ。
わだしはね、再来年は数えで九十になるんですよ。こったら年寄りがこうしてみんなに大事に大事にしてもらってねぇ。
もったいない話です。これもみんな多喜二があったら死に方ば、したからかもしれないねぇ。
そうですか?この年になるまでの想い出ば、聞いてくださるか。
何せずいぶんと長い間のことだから、忘れたことやら、うろ覚えやら、いろいろあるけど、それでもいいかねぇ・・・
あんたさん。

朗読劇終了後20分間の休憩がありました。
ラストは、地元の県立成東高校吹奏楽部の演奏です。
愛称は「ナルスイ」だそうです。
今年で3回目の出場です。



キビキビした女生徒さんの司会で、弾けるような素晴らしい演奏が始まりました。
曲目は「あの素晴らしい愛をもう一度



打楽器5重奏アンサンブルで、曲目は「花火」です。



先生の指揮による演奏です。
曲目は「ユーミンレポート」です。
会場では曲に合わせて手拍子が入り、舞台と会場が一体となってホールいっぱいに弾けました。



アンコールは「キューティハニー」です。
男子生徒さんの指揮で、ハチ切れそうなテンポの演奏と何人かの生徒さんがステージの下でダンスを踊り、観客は手拍子を、すべてが一つとなった素晴らしい演奏でした。
演奏が終わっても拍手が鳴りやみませんでした。
成東高校吹奏楽部の皆さん、素晴らしい演奏を本当にありがとうございました。
余韻の残る中、閉会の挨拶があり午後4時頃に会場を後にしました。