気温も高くポカポカ陽気になりました。
午前中、高坂園芸さんの所へ取材がてらお手伝いに行ってきました。
今日は「グラジオラスの花粉採取」ということで、花の最盛期で、今一番忙しい時期だそうです。
高坂さんのお話では、2年ぐらい人工交配を繰り返して6年先を目標にハイブリット種を作りたいとのことです。
私も興味津々で花粉採取のやりかたを教わりました。
ハウスの中のグラジオラス畑です。
紫色の3本並んでいるのが雄しべで、これをピンセットで採取します。
雄しべの上に3つに枝別れしているのが雌しべで、これが開いてきたら花粉を付けるそうです。
緊張しながら丁寧に採取しました。
雄しべを拡大して撮りました。
実物は7mmぐらいの大きさです。
花の品種を書いた竹の容器に雄しべを入れておきます。
花の断面です。
雄しべ(紫色)は花弁に付いています。
雌しべ(白く細長い方)は花の付け根にある子房に付いています。
子房の中には3つの部屋があり、1つの部屋が更に２つに分かれて受粉するとそこの部屋に種が出来るそうです。
グラジオラスの花の断面を見るのも初めて、種が出来るまでの経緯を知るのも初めてです。
花の雌しべに梵天で花粉をつけているところです。
花粉を採取して2日ぐらい立ってから花粉付けを行うそうです。
私も花粉付けを体験しました。
高坂園芸さんにお邪魔すると、ワクワクするお話を聞けて、体験出来て人生観が変わります。
帰りにお花をいただいてきました。
手前の白い花がアリウムコワニーです。
後ろの花がアリウムシルバースプリングで、初めて見る種類です。
