新年蕎麦打ち会

昨日、遊びの森美術倶楽部主催で「新年蕎麦打ち会」が行われました。
会場は遊びの森ハウスで午前9時半集合でした。
私は会員ではありませんが、長年、遊びの森美術倶楽部の美術展を取材してHPやブログで発信させていただいて皆さんとも親しくさせていただき、お誘いを受けて参加しました。
遊びの森美術倶楽部の講師はボタニカルアートイラストレーターの浅井粂男先生です。
蕎麦打ち道具一式・蕎麦粉などは浅井先生が用意して下さいました。
楽しい、そして美味しかった蕎麦打ち会の様子をご紹介いたします。



浅井先生の指導で蕎麦打ち会の始まりです。
蕎麦粉400gと中力粉100gを容器に入れて指を立てて良く混ぜます。
蕎麦粉は昨年の秋に収穫したものと、北海道産の蕎麦粉を混ぜたそうです。



水を280cc〜300cc入れて、素早く混ぜてダマにして行きます。
しっとりとしたパン粉状態にします。
その日の気温・湿度によって水の分量が大きく影響するそうです。



円錐形にしてから15cmの円形にします。



真ん中にコブを作りながら反時計回りに15度ずつ回しながら直径30cmまで伸ばします。



蕎麦打ち風景です。
みんなで手分けして4回打ちます。



直径30cmになったら、麺棒で40cmまで伸ばします。
ここまでの作業を、つぶし、丸出しというそうです。



四つ出しといって、打ち粉をしながら四角に延ばして行きます。



麺棒を3本使って、真ん中も平らに伸ばします。
麺棒を持つ手は猫の手のようにします。



半分に打ち粉をしてたたんで行きます。



重なる面に打ち粉をして、たたんで出来上がりです。



蕎麦を切ります。
包丁を板に沿って垂直に当てて蕎麦を切り、包丁を板の方に少し傾けると一定の幅に蕎麦が切れます。
浅井先生から、初めての蕎麦打ちでこんなにきれいに蕎麦が出来てみんな上手ですね。
と褒められました。



乾燥しないように器に入れておきます。
全部で16人前の蕎麦が打ち終わりました。



外で釜で茹でました。
茹であがる時間は1分です。
正確にタイムを計って次々と茹でて行きます。



一人前のお蕎麦です。
私は撮影とメモを取るのが忙しくて、2回目の蕎麦打ちの時に少しやらせていただきましたが仲々上手く出来ませんでした。
見るのと実際にやるのとでは大違いで難しいです。



早速みんなでお蕎麦をいただきました。
腰があって本当に美味しい蕎麦でした。
浅井先生のお話によると、蕎麦が黒いのは殻ごと臼で挽いているからだそうです。
その方が香りも味も良いとのこと。
プロは機械で蕎麦を引くので、機械が熱を持つことによって香りと味が少し落ちるそうです。
みんながそれぞれ持ち寄りのシフォンケーキ・果物・干し柿・漬け物・ゼンマイの煮物・ジャムサンド・かぼちゃの煮物などなど・・・
ぐるぐる回して取り皿に取り分けていただきました。
蕎麦湯もいただきました。蕎麦のいい香りがしました。
どれも美味しくて至福のひと時を過ごしました。
食べ切れない分はお持ち帰りです。午後2時に解散しました。