「終わりなき被爆との闘い〜被爆者と医師の68年〜」を見て

昨日の午後7時30分から放送されたNHKスペシャル「終わりなき被爆との闘い〜被爆と医師の68年〜」を見て、底知れない原爆の恐ろしさに脅威を感じました。
それは、第2の白血病といわれる「骨髄異形成症候群(MDS)」という病です。
福島第一原発事故での放射線量がまだまだ出続けていることで、これから何十年先に、広島・長崎の被爆者と同様の病が発症しないか?
また、どんな悪影響が出てくるのか?
そこでICレコーダーに録音して、不十分ですが文章にまとめて見ました。



広島・長崎に原爆が投下されて68年、その時に付いた放射線の傷が原因といわれる病気が被爆者を襲っている。
染色体が60年も経って突然変異が表れ、第2の白血病といわれる「骨髄異形成症候群(MDS)」患者が増えているといいます。
発症は一般的には年間10万人に1人ですが、被爆者は10万人に15.9人と多く、被爆地の距離で1.5km以内で43.1人・3km以上で12.8人で、浴びた放射線量が多いほど発病率が高い。
MDSと被爆の因果関係が証明された。
長崎原爆病院の朝長医師は、60年も経って発症するのか、被爆者と一緒に闘うしかない。と言います。
鎌田医師は白血病のメカニズムに取り組んだ。
被爆者の染色体で共通した傷がある。23種類の染色体のうち白血病患者には22番と9番に決まって異常がある。このメカニズムが治療に道を開いた。
被爆者と医師が続けてきた放射線の脅威との闘いに、世界中が注目している。
大量の放射線が染色体を激しく傷つける急性障害。
アポーシス=細胞死・・・丸い細胞が突如しぼんで行く。
大量に放射線を浴びると染色体が大量に切断され、細胞が自らを破壊して個体の死が起こる。
アポーシスを防ぐ実験が繰り返されている。
大量の放射線を浴びたマウスが30日生き続ける物質「バナデート」を発見するが毒性があるので人には使えない。
まだ治療に結びついていないが治療に結びつけることが私達の使命。と、被爆者に寄りそう医師たちはいいます。