「桑田・里山の会」9月定例会


昨日、厳しい残暑の中、25名ぐらいの会員が参加しました。
朝礼で作業の内容が伝えられました。
山の斜面やフィールドの下草刈りと樹木に絡みついているクズのツルの
刈り取りです。
雨が降らなくても元気なのは雑草で、すっかり繁茂していました。



ビオトープの草刈りの様子です。



アジサイにしっかりと絡み付いたクズのツルを切り落としています。


私は11時頃から里山センターで昼食のおにぎりを作ることになっていたので、ビオトープの草刈りを途中で止めて里山の撮影に出かけました。



ヤマイチジクです。
黒くなったのを食べてみましたが、熟し過ぎて甘味が薄れていました。
木の上の方の実は野鳥のご馳走になったようで、良い実が残っていませんでした。
私はジャム作りを諦めましたが、Kさんがジャムを作るというので実を摘むのを手伝いました。



山の高い所にクサギの花が咲いていました。
今年は雨不足のせいか花の色もあせています。



後からKさんも散策に加わって、二人で山を歩きました。
ハナミョウガが咲き始めました。
訂正いたします。ハナミョウガではなく、ヤブミョウガでした。


Kさんが、奇妙な物を見つけました。
何これ?・・・あまり気持ちの良いものではありません。
今年初めて見ましたが、毎年見逃していたのかも知れません。
これはカラスすりの花の後だと聞きましたが、カラスウリの雌花の付け根は
丸く膨らんでいてこれが実になるはずなので、少し違うと思っていました。
後でネットで検索したところ、ヘビウリの花の後だと分かりました。
花はカラスウリとほぼ同じ花でした。



木陰の草の中にヤブランが咲いていました。



比較的草の少ない場所に、ゲンノショウコの可憐な花を見つけました。
踏み付けられてもたくましいですが、草刈り機で刈られてしまうので
少ないです。



ビオトープの近くでショウリョウバッタを見つけました。
体の模様が珍しいということです。



ずんぐりもっくりのナナフシを見つけました。



ビオトープの刈った草の中にトノサマガエルが隠れていました。
人のけはいがないと草の上に出てきます。



山の急斜面からミツバアケビがぶら下がっています。
ツルを抑えてもらって撮影しました。



お昼は里山のフィールドでお刺身になる秋刀魚を炭火焼にしました。
香ばしい香りが辺りに漂って焼けるのが待ち遠しいです。



美味しく焼けましたよ!



傘亭が修理中でそれぞれに木陰に集まって、草の上に座ってお昼を
いただきました。
結局おにぎりは作らないで、新米の混ぜご飯にして・瓜の浅漬け・キャベツのサラダ・秋刀魚は大根おろしにポン酢しょう油をかけて・・・絶品の味でした。
新米は里山の米クラブで作ったコシヒカリです。
これで食費は1人300円です。


毎月草刈りがメインの里山活動ですが、整備されることで様々な昆虫や植物に出会えて、半分働き半分は里山の散策を楽しむ。
そして自然の中で美味しいお昼を皆でいただき、仲間同士の会話や情報交換も楽しみの一つ。
周辺の地域にも様々な生き物が増えて、良い影響を与えている事も活動の大きな成果だと思う。
何よりも自分自身が楽しくてリフレッシュされるのが、長続きの秘訣かも知れません。