令和元年 広島平和記念式典

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今日8月6日は、74年前広島に原子爆弾が投下された日です。

NHKテレビで午前8時から放送される「広島平和記念式典」を毎年見ています。

当時の事を知る方々はどんどん減って原爆の悲惨さが風化されつつある昨今、一瞬にして全てを破壊してしまう核兵器の恐ろしさを忘れないことと、核兵器が世界中から無くなり平和な世界が訪れる事を願いながら・・・

そういう私は当時は2歳半でした。

 

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そして、松井一実 広島市長さんの「平和宣言」をテレビの画像に流れるテロップを撮影しながら見ました。

世界の各地で様々な摩擦が起きている昨今ですが、日本はもとより世界のあちこちで平和を愛する人々の運動も広がっています。

聴いただけでは忘れてしまうので、撮影した画像テロップを見ながら全文をまとめてみました。

長いですが一読していただけたら幸いです。

平和宣言

 今世界では自国第一主義が台頭し、国家間の排他的、対立的な動きが緊張関係を高め、核兵器廃絶への動きも停滞しています。このような世界情勢を、皆さんはどう受け止めていますか。二度の世界大戦を経験した私たちの先輩が、決して戦争を起こさない理想の世界を目指し、国際的な協調体制の構築を誓ったことを、私たちは今一度思い出し、人類の存続に向け、理想の世界を目指す必要があるのではないでしょうか。

 特に、次代を担う戦争を知らない若い人にこのことを訴えたい。そして、そのためにも1945年8月6日を体験した被爆者の声を聴いてほしいのです。

 当時5歳だった女性は、こんな歌を詠んでいます。「おかっぱの頭(ず)から流るる血しぶきに妹抱きて母は阿修羅(あしゅら)に」。また、「男女の区別さえ出来ない人々が、衣類は焼けただれて裸同然。髪の毛も無く、目玉は飛び出て、唇も耳も引きちぎられたような人、顔面の皮膚も垂れ下り、全身、血まみれの人、人」という惨状を18歳で体験した男性は「絶対にあのようなことを後世の人たちに体験させてはならない。私たちのこの苦痛は、もう私たちだけでよい」と訴えています。

 生き延びたものの心身に深刻な傷を負い続ける被爆者のこうした訴えが皆さんに届いていますか。「一人の人間の力は小さく弱くても、一人一人が平和を野望むことで、戦争を起こそうとする力を食い止めることが出来ると信じています」という当時15歳だった女性の信条を単なる願いに終らせてよいのでしょうか。

 世界に目を向けると、一人の力は小さくても、多くの人の力が結集すれば願いが実現するという事例がたくさんあります。インドの独立は、その事例の一つであり、独立に貢献したガンジーは辛く厳しい体験を経て、こんな言葉を残しています。「不寛容はそれ自体が暴力の一形態であり、真の民主的精神の成長を妨げるものです」。現状に背を向けることなく、平和で持続可能な世界を実現していくためには、私たち一人一人が立場や主張の違いを互いに乗り越え、理想を目指し共に努力するという「寛容」の心を持たなければなりません。

 そのためには、未来を担う若い人たちが、原爆や戦争を単なる過去の出来事と捉えず、また、被爆者や平和な世界を目指す人たちの声や努力を自らのものとして、たゆむことなく前進していくことが重要となります。

 そして、世界中の為政者は、市民社会が目指す理想に向けて、共に前進しなければなりません。そのためにも被爆地を訪れ、被爆者の声を聴き、平和懸念資料館、追悼平和祈念館で犠牲者や遺族一人一人の人生に向き合っていただきたい。また、かつて核競争が激化し緊張状態が高まった際に、米ソ両核大国の間で「理性」の発露と対話によって、核軍縮に舵(かじ)を切った勇気ある先輩がいたということを思い起こしていただきたい。

 今、広島市は、約7.800の平和首長会議の加盟都市と一緒に、広く市民社会に「ヒロシマの心」を共有してもらうことにより、核廃絶に向かう為政者の行動を後押しする環境づくりに力を入れています。世界中の為政者には、核不拡散条約第6条に定められている核軍縮の誠実交渉義務を果たすと共に、核兵器のない世界への一里塚となる核兵器禁止条約の発効を求める市民社会の思いに応えていただきたい。

 こうした中、日本政府には唯一の戦争被爆国として、核兵器禁止条約への署名・批准を求める被爆者の思いをしっかりと受け止めていただきたい。その上で、日本国憲法の平和主義を体現するためにも、核兵器のない世界の実現に更に一歩踏み込んでリーダーシップを発揮していただきたい。

 また、平均年齢が82歳を超えた被爆者を始め、心身に悪影響を及ぼす放射線により生活面で様々な苦しみを抱える多くの人々の苦悩に寄り添い、その支援策を充実するとともに、「黒い雨降雨地帯」を拡大するよう強く求めます。

 本日、被爆74周年の平和記念式典に当たり、原爆犠牲者の御霊(みたま)に心から哀悼の誠を捧げるとともに、核兵器禁止、核兵器廃絶とその先にある世界恒久平和の実現に向け、被爆長崎、そして思いを同じくする世界の人々と共に力を尽くすことを誓います。

 令和元年8月6日  広島市長 松井 一実

 

蝉しぐれの中を歩く

毎日蝉の鳴き声が賑やかで、一層暑さを感じます。

明日は人間ドックで何となく落ち着きません。

午後4時頃、少し涼しくなってきたので蝉しぐれの中をウォーキングしました。

 

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草藪の葉に蝉の抜け殻がありました。

一度、蝉の羽化を見てみたいものです。

 

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住宅地を抜けると快晴の田園風景が広がっていました。

涼風に稲穂も揺れて本当に心地いいです。

 

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稲穂がだいぶ垂れてきた田んぼには、野鳥の被害を防ぐために黒い吹き流しが沢山立られています。

 

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稲穂がすっかりお辞儀をしている田んぼが何枚かあって、徐々に黄金色に変って行くのを見るのが楽しみです。

 

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田んぼの畦道や農道の縁は草がきれいに刈られていて野草も姿を消しました。

一ヶ所だけ、草藪の中にオオセンナリが咲いているのを見つけました。

 

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帰り道、林の中に栗を見つけました。

自然界は徐々に秋の気配を見せてくれます。

 

今日は45分で4.327歩でした。

昆虫のナナフシ&サツマイモの花

 朝から晴れてむせ返るような暑さです。

 

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今朝、玄関のドアを開けたらナナアフシがいてびっくりしました。 

16cmありました。

毎年のように緑色や茶色のナナフシが見られましたが、昨年は我が家にやってきませんでした。

行動がスローで木の枝に止まっていると殆ど分かりません。

大好きな昆虫の一つです。

 

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ツツジの木陰に移してやりました。

午後3時半、まだ同じ場所にいます。

 

ナナフシの生態を調べてみました。

ナナフシ(ナナフシモドキ)といい、蛹の時が無くて不完全変態の昆虫で殆どがメスだそうです。

生息地域は本州で、生れた時から成虫と同じ姿で翅は退化して無いものが多いとの事。

身の危険を感じると自分から脚を切り離す・・・そういえば、以前止まっているナナフシを無理に捕まえたら脚が取れたことがありました。

木の枝に似せて擬態するので気が付かないことが多いです。

 

翅がないので長距離の移動ができず、鳥に捕食されて子孫を拡散するとのこと。

自らを犠牲にして子孫を残す、ということなんですね。

卵は硬いので野鳥の体内で消化されることなく排泄されて孵化する。

孵化した幼虫は成虫と同じ姿で、自力で食草のサクラ、クヌギ、コナラなどにたどり着く・・・これには驚きました。

強い生命力で不思議な魅力の昆虫です。

 

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今朝10時過ぎに、昨日見つけたサツマイモ畑に行ってみました。

感動です!・・・アサガオそっくりのサツマイモの花があっちこっちに咲いていて、仲良く3つ並んだ花を撮りました。

サツマイモの花は干ばつ気味の年に咲いて種子を残すと云われています。

 

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少し離れた場所にも幾つもの花が咲いていました。

 

今日は二つのサプライズが重なって嬉しい日になりました。

珍しい事に遭遇

カラッとしない真夏日で暑いのなんのって・・・

少し動いただけで汗が流れてきました。

 

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午前10時頃、何気なく窓の外を見たらアオスジアゲハがニッケイの木の周りを飛んでいました。

動きが早いので撮影が出来なくて只見ていました。

そしたら、柔らかい葉の裏に卵を産んでいるようです。

飛び去ってから、葉の裏を見たら1枚の葉の裏に1つの卵を産み付け、計3枚の葉に卵を産みつけてありました。

アオスジアゲハの食草は楠の木の葉だとばかり思っていたので調べてみました。

ヤブニッケイの葉も食草であることが分かりました。

我が家で以前ヤブニッケイの苗を植えたことがあって、小さい小枝が出ていますが葉の数が少ないので食草が足りるかどうか気になります。

初めてのことで、どんな幼虫が生れるのか観察して見ることにします。

 

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夕方5時頃に家の周辺を歩きました。

稲穂も垂れてきて風が爽やかだし田んぼ中は天然のクーラーです。

 

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とある、サツマイモ畑にサツマイモの花が咲いていました。

2つの花はしぼんでしまいましたが、蕾が幾つも付いています。

午前10時頃から咲き始めるので、明日行けたら咲いたところを撮ってきたいと思っています。

ヒルガオ科のサツマイモ属で干ばつ気味の年に花を咲かせて種を作るのだそうです。

そういえば今年は雨が少なかったです。

昨年もサツマイモの花を撮りましたが11月8日でした。

 

今日は25分で2.531歩でした。

宮島池公園散策

雲の多い晴れ日で蒸し暑いです。

夫曰く「宮島池の駐車場に、きれいな花が咲いているよ。昨日写真を撮りに来ていた人がいたよ」と。

私、少しバテ気味・・・夫の話に動かされて久しぶりに10時過ぎに宮島池公園に行ってみました。

 

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駐車場の花壇にポーチュラカが満開できれいでした。

地元の町で植えているそうです。

 

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暑いせいか、釣り人も少ないです。

場所によってはアオコが出ていて水が緑色に変わっていました。

毎年夏になるとこういう現象が起こるそうです。

 

 

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しばらく釣りを眺めていたら、夫がタイミングよく釣りあげました。

23cmぐらいの小振りのヘラブナで、撮影後すぐにリリースしました。

 

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池の周りの遊歩道を歩いていたら、白い雲が水に映って遠くに釣り人が1人いて爽やかな風景に出会いました。

遊歩道の山際にカラスウリの蕾がないか探しましたが、荒れ放題でクズのツルが木々を覆っていて見つかりませんでした。

 今年もカラスウリの魅惑的な開花の瞬間を見られそうにありません。

 

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遠くに東屋を配して撮ってみました。

こちらの池はアオコが出ていないので水がきれいでした。

 

散策していたご老人と少し立ち話をしたりして・・・その方は81歳で若者向けの喫茶店を営んでいるとのこと。

野草が大好きで店に飾ってあるそうで野草の話で盛り上がりました。

約1時間ぐらい散策して気分もさっぱりして帰ってきました。

保育士の生徒さん用テキスト作成

今日ようやく梅雨明けになり雲の多い晴天になりました。

予報では最高気温が33℃になっていて蒸し暑かったです。

エアコンの中にいると身体がだるくなるので扇風機で我慢しています。

それに、小さい保冷剤をタオルに巻いて首の後ろを冷やしていると気持ちが良いです。

夜は大きい保冷剤をタオルに巻いて枕に乗せて寝ています。

首の後ろがひんやりしてよく眠れます。

 

明日の午後、保育士の生徒さんが我が家にきます。

保育所で使うチラシの作り方を覚えたいとの事。

郵送してくれたサンプルを見ながら忠実に作ってみました。

 

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A3サイズの用紙に満載の内容です。

空白の四角いマスは画像が入ります。

吹き出しの中の文字はテキストボックスで作り、行間を詰めたり、テキストボックス内の上下左右の余白を1mmに設定しました。

次にテキストボックスの枠線を無くし、尚且つ図形の塗りつぶし無しにすると吹き出しいっぱいに文字が入力できます。

とにかく微調整が多くて手馴れないとちょっと難しいです。

 

生徒さんは画像をパソコンに取り込む方法を知らないので、スマホからパソコンに画像を取り込む方法を教えてほしいと言われました。

このサンプルもすぐに作れと言われていないけれど覚えないと困るからと。

 

明日、公民館でパソコン教室があるので熟練者の生徒さんにこのテキストを使って見ようと思います。

 

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濃いピンクのクリナムが咲き始めました。

他に3本の花芽が伸びてきました。

 

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大玉トマトが6ヶ採れました。

実がぎっしり詰まっていて丸かじりしたら甘くて美味しかったです。

ナミアゲハのあっけない羽化

朝から雨になりましたが、10時頃には薄日が差してきました。

今朝早く目が覚めて起きたら、何と、ナミアゲハが2匹とも羽化していました。

 

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1匹目の羽化で午前5時55分の撮影です。

近づいたら隣の部屋に飛んで行きました。

翅もしっかりしていたので夜明けと同時に羽化したのでしょう。

外の雨のかからない木の枝に放してやりました。

しばらく止まっていましたが、雨の中、飛んで行きました。

 

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午前6時の撮影です。

2匹目のアゲハはカーテンを登っていますが動きが少し変です。

右の翅が伸びていない・・・おかしいです。

時々、ポタンと下に落ちてしまい前足の力も弱いようです。

 

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午前6時15分の撮影です。

庭の雨のかからないツツジの枝に止まらせました。

時々覗いていましたが下に落ちている時もあり、枝に止まらせてやりました。

 

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午前11時18分の撮影です。

あらら~~また、右の翅の先が縮んでいます。

午後になって覗いてみたら姿が見えないので、無事に空へ飛び立ったのだと思います。

今回のナミアゲハの羽化は本当にあっけない結果に終り、何となくスッキリしないまま終わりました。

 でも、無事に飛び立ったのだから良しとしましょう。